メディアでの司書像

ちょっと軽いお話を。

放送からしばらく経ってしまいましたが、
なんとも不思議な番組がありました。


http://www.ntv.co.jp/koakuma/


ドラマとトークバラエティーを合体させた番組でしたが、
私立図書館という設定で、館長が栗山千明
そして司書の二人に、
中村獅童ロンドンブーツ1号2号の田村淳という組み合わせ。

太宰治をダメ男の代表のように扱い、こんな男愛せますか?
と女性タレントに問う切り口もなんだかすごいし、
与謝野晶子を演じたりょうさんがはまりすぎて、かっこよかった。

いかにもテレビだなぁ〜と思いつつ、
これを見た視聴者がどれくらい「人間失格」や「みだれ髪」を読んだか、
聞いてみたいですね。
番組が放送された週末、
うちの図書館の何冊かは貸出中になっていたので、
買った人も含めて、けっこう手に取った人は多いと思うけど、
ちゃんと読み終わったかな?
テレビと文章とのギャップがあって、難しい部分があったとは思うけど、
まずは手に取らないと始まらないので、
そういう意味では、こういった紹介の仕方もアリなのかもしれませんが、
やっぱりテレビだよな〜と思ってしまいます。


さて、テレビではないですし、
数ヶ月前の話ではありますが、
小悪魔ドクショで思い出したのが、
雑誌『With』2009年11月号(98ページから)。
森絵里香 27歳 図書館司書”という設定のモデルさんが、
「新顔ワンピで恋も仕事もキラキラ30days」というタイトルで、
ワンピースを着まくるのですが、
きっといろんな図書館で話題になったのではないでしょうか?
うちの図書館でも、
「ワンピースなんて着て仕事なんてできないよ」
「こんな出会いあるわけないでしょ」といった、
女性陣の言葉が聞こえてきました。

いくつかのブログでも取り上げられているので、
詳細はそちらにお任せしますが、
メディアでの司書の扱いって、
変化しているかもしれませんね?